黄砂とは?

日本に古くから及ぼされている環境問題では黄砂があります。黄砂は環境汚染物質ではなく、中国の砂漠地帯の砂や微粒子が風によって舞い上げられ、それが偏西風によって季節的に日本に降り注いでいるのです。今回問題視されている大気汚染の問題とは別物ですが、古くから日本の上空や農作物に被害を与えており、深刻な問題のひとつでもあります。
また、今までは黄砂は砂漠の砂が舞い上げられることによる単に自然現象として捉えられていましたが、近年の中国の大気汚染問題や農村部の土質の劣化や砂漠化の進行によって年々被害が大きくなってきているのも事実です。中国にはタクラマカン砂漠とゴビ砂漠という大きな砂漠地帯に加えて、黄土高原地帯の砂もプラスされて風によって日本の上空まで流れてきます。
黄砂の原因の大部分はタクラマカン砂漠の砂によるもので、このような砂漠や高原から巻き上げられた砂の他に、近年の農地の環境悪化も黄砂の被害を拡大させる大きな要因となっています。
黄砂として日本に降り注いでいる物質の中には、砂漠の砂が要因のものが殆どですが、近年では化学物質なども多く含まれています。
この黄砂に混じって都心部の環境汚染物質や化学物質が日本に降り注ぐ可能性も十分に出てくるでしょう。中国大陸から黄砂を日本まで運ぶほどの風が吹く以上、大気汚染物質が現状のまま改善されない場合、日本にも大量に広がる可能性がありますので、非常に深刻な問題に直面しているといっていいでしょう。