青空が見えることのない北京市

中国の首都、北京市内では現在、まるで霧がかかったかのようにそらを靄が覆っており、めったに青空が顔を出すことはないといいます。北京市内で撮影された写真を見ると、どれも濃い霧に覆われたような空だけではなく地面近くまで視界がはっきりしない状況が見て取れますが、これは霧でも靄でもなく、大気汚染物質なのです。工業地帯から排出された煙や、自動車の排出ガスがお主な原因ですが、大気汚染による濃霧のせいで北京市内では日中でもずっと曇っており、太陽や青空が顔を出すことはないのです。
市内を歩く人々は必ずマスクを着用しており、ここ最近の深刻化する大気汚染問題でマスクが売り切れになることも多いのだそうです。このような過酷な環境で生活をしている中国人が日本の都心に来ると、空気の綺麗さに驚き、帰りたくないという人も多いわけです。日本の都心部の空気は決していいとはいえませんが、このような濃霧に覆われた空の下で生活をしている中国の人々にとってみれば日本の都心は信じられないほどきれいな空気なのではないでしょうか。
中国に戻っても、日本で見た青空が忘れられないという人や、綺麗な青空を取り戻したいと願う中国国民も多いようです。
中国の急速な経済の発展により、貧富の差が広がるだけではなく、このように国民が過酷な環境下のもと生活を余儀なくされている現状に中国政府が早く気付いて改善や対策をしていって欲しいと強く願うばかりです。