微小粒子状物質「PM2.5」の飛来

ここ最近、特に日本国内で中国の大気汚染の問題が取り上げられている理由は大気汚染物質が日本に降り注ぐことだけではなく、その大気汚染物質自体にあります。PM2.5という深刻な大気汚染物質が今年の1月の上旬から半ばにかけて多く蔓延したためです。中国では一時期外出自粛警報が発令されるなど被害が急に拡大したためです。
中国ではWHOの定める環境基準を満たしている都市が殆どなく、世界の都市の環境ランキングを見ても大部分の都市が下の方に入っています。
中国の大気汚染問題は以前から問題視されていましたが、いったいなぜ急にこのタイミングでここまで深刻化したのでしょうか。
実は、この「PM2.5」という物質の被害が急速に拡大したわけではないのです。中国の大気汚染問題は何年も前から続く問題で、実はPM2.5に関してもさほど数値が急激に増えたわけではないのですが、近年の中国の発展で自動車の利用が急速に増えたことなどがそもそもの原因です。
中国ではまだ世界の自動車の排出ガス基準には遠く及んでいない車が大量に大都市を走っているのです。都心部の大気汚染問題は年々深刻化し、外出自粛警報が出されたことをきっかけにメディアが集中した結果、以前から蔓延するPM2.5などの有害物質の問題なども相まってマスコミが一斉に報道したのです。
特に、急激にPM2.5の数値が増えたわけでも、環境問題が急に悪化したわけでもなく、たまたまマスコミが大きく騒ぎだしたのが今回の騒動であったというだけのことです。とはいえ、大気汚染物質やPM2.5の問題が日本にとって深刻な問題であることには代わりありません。
PM2.5について詳しく考えていきましょう。